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2020/01/16

ふしとカケラvol.5

マルニ木工がファッションブランドのミナ ペルホネンと共にお届けする「ふしとカケラ」と呼ぶ企画は今回で5回目です。この企画は2013年にスタートしました。工業製品としての素材の均一性を保つため、製造過程ではじかれてしまった個性ある木材を使用したHIROSHMAアームチェアに、ミナ ペルホネンの洋服などを製作する際に出た余り布(ハギレ)を使ったパッチワークの座面を張るものです。

HIROSHIMAアームチェアに限らず、弊社の家具は天然素材を用いた商品になります。そのため、お客様がご注文を決定された際に見た展示品や写真に近いもの(近いもの、と表現するのは、それでも天然素材のため、同一のものはないからです)になるように厳しいチェック基準を設けております。

プロの目で見て問題ないと判断した上質の木材でも削っていく過程で節などが現れてしまいます。節は強度としては全く遜色のない材料です。私たちの「ほくろ」や「えくぼ」といったものが目立ちすぎるがゆえ、はじかれてしまっているだけなのです。そうしたものを”木が生きてきた証”と捉え、特別に販売しているのが「ふしとカケラ」なのです。

ミナ ペルホネンは今年で25周年を迎える日本のファッションブランドです。皆川 明氏率いるこのブランドは裁断の際にどうしても生まれてしまう余り布を「piece」や「カケラ」と呼び、最後の最後まで使用するよう心がけているそうです。

そんなブランドの余り布を使った「カケラ」パッチワークの座面を、「ふし」のあるHIROSHIMAアームチェアに張り、「ふしとカケラ」が誕生しました。
厳しいチェック基準を設け続ける以上、はじかれる木材はなくなることはありません。また洋服製作が続けられる以上、カケラは生まれ続けます。そんなわけで今回が第5弾です。全5回とも座面は異なり、皆川氏によりそれぞれの樹種にあったパッチワークが提案されます。

それぞれのパッチワークのコンセプトは、ビーチ「生き物たちと風や光が交差して爽やかな世界を紡ぎ出す穏やかな日。芽吹き、羽ばたき、輝く自然は心にも希望を感じさせます。」、オークA「森羅万象にある息吹が共存しながら創り出す世界は、暖かな光と生命の調和を育み、新たな喜びを予感させる期待を携えています。」、オークB「暖かな陽光を浴びて、景色は穏やかな表情を映し出します。希望を携えるような心持ちを感じさせる優しい色合いが、安らぎを生みます」、ウォールナット「陽を送り影を迎える頃、静けさの中に奏でられる自然のリズムが日々の平穏な時間に寄り添い、落ち着きのある景色を醸し出します。」

もちろんはじかれた木材にも限りがあり、余り布にも限りがあるので、この企画は毎回限定数があります。今回はT-SITE企画「FUTURE ANTIQUE」に参加する形でしたので、代官山T-SITE、広島T-SITE、そして現在進行中の湘南T-SITEの3か所を合わせて200脚を販売いたします。

「ふし」は木が生きてきた証であり、2度と同じものには出会えません。また「カケラ」も出方により同じ表情ではない場合が多いです。この2つが出会い生まれた世界にたった一脚だけの「ふしとカケラ」、お見逃しなく。

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