ABOUT US マルニ木工について
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工芸の工業化
100年経っても世界の定番として愛される、精緻で優れたデザインの木工家具をつくり続け、何気ない日常を美しく、心を豊かにします。
創業者である山中武夫は、少年時代を過ごした広島県の宮島で木を用いた伝統工芸が、まるで手品のように自在に形を変えていく「木の不思議さ」に魅了されていきます。
その後、当時としては技術難度の高い「木材の曲げ技術」を確立し、それまで手工業の域を出なかった日本の家具工業に対して、「工芸の工業化」をモットーに「職人の手によらない分業による家具の工業生産」を目指しました。 -
技術のマルニ
戦後となり、マルニ木工は木材の人工乾燥技術の研究開発をはじめ、高度な木工加工表現のため新技術の開発導入、合理的な生産方法の習得など材料から完成まであらゆる工程での改革を進め「技術のマルニ」と評される礎を築きました。
それまで一品生産の高級品だった彫刻入り家具の工業化に成功、1968 年に開発したトラディショナル家具は「日本の洋家具史上最大のヒット」として今も知られ日本におけるトラディショナル家具の代表的ブランドになると同時に伝統的な美しさを生み出す良質な家具メーカーとして成長します。
世界の定番を目指して GLOBALSTANDARD
時代は進み、1990 年代以降の市場経済変化に対応するうちに、ともすれば「美しい家具を」という思いが風化してしまいかねないことに強い危機感を抱きました。
マルニ木工は創業以来、木製洋家具作り一筋に進んできたメーカーであり、それだけに「木」を知り尽くした企業です。そのマルニ木工が作るべきものとは何か。 そこで始めたのが原点回帰の取り組みです。
マルニ木工にしか生み得ない「日本から世界に発信する家具」
国際的なデザイン感覚と日本独自の木に対する美意識、そして精緻なモノ造りの技を融合した世界へ発信する家具造りをスタートしました。使い手の生活に溶け込み、100年後も定番として愛される家具を目指し今日も木と向き合い、モノづくりに励んでいます。