否否三杯 /東京
場所は、地下鉄青山一丁目駅に直結した青山ビルヂングの地下1階。広い入口からは賑やかな店内の様子がうかがえて、ひとりでもフラリと入りやすい印象です。大きな暖簾に描かれた文字には、お店の遊び心が散りばめられています。
入口近くには大きなカウンターテーブル席があり、屋台のような親しみやすい雰囲気で気軽なひとり飲みも楽しめそう。テーブルにはLightwoodスツールMidがセットされています。この椅子の特長は、その名のとおり極めて軽く扱いやすいところ。女性でも椅子を楽々出し引きできます。座面には布バネを使って軽さと座り心地の両立させているので、お店使いでも人気のシリーズです。
ゆっくり食事を楽しみたい時は、奥のテーブル席の椅子もお勧めです。ベンチシートの向かいに合わせているのは、Roundishのチェア。まるい大きな背板がからだに心地よくフィットして、長時間でも楽に座っていられます。
この日のランチメニューは、定番の「選べるおばんざい三種盛り」の他6種類。魅力的なメニューにしばし悩んでから「本日の鮮魚の炭火焼/小鯛の塩焼き1,400円(税別)」を注文しました。
出されてびっくり、嬉しい驚きが。小鯛の予想を超える大きくてしっかり身の詰まった鯛が出てきました。ランチタイムは羽釜炊きのふっくら粒の立ったご飯のおかわりが自由で、生たまごがサービスで付いてきます。おかわりご飯でTKGも楽しめるのです。鯛でお腹が一杯になった私は、泣く泣くおかわりを諦めました
ランチコンセプトは『まっとうな日本のお昼ご飯。』”まっとう”の言葉がとてもしっくりくる、体に優しくまんぷくな定食でした。次回はぜひ夜に訪れて、『いやいや』と言いながら盃を四杯五杯と傾けたいです。
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