心地よさをつくる丸み「Roundish」02
Roundishチェアには3つのバリエーションがあります。板座、背板・張座、そして張座です。それぞれ少しずつ座り心地が異なります。
(画像は左から、板座、背板・張座、張座)
板座
板座は言葉の通り、板のままです。ご着用の生地にもよりますが、とても滑りが良いので、特に立ったり座ったりの多い方にはおすすめの一脚になります。また丸みのある座面はお尻にやさしくフィットし、板座が苦手な方にも好評です。木目の美しさが際立つのも板座ならではの楽しみの一つで、椅子単体の立ち姿が美しいのはダントツです。
背板・張座
直営店スタッフに一番人気なのが、この背板・張座になります。
背板は板座同様に滑りが良いので、体の向きを自由自在に変えることが出来ます。テーブルに着座したまま、テレビを観るなどの体勢が楽です。座は座面の張生地とご着用の生地がピッタリとくっつき、下半身が固定されることで安定した座り心地になります。
張座
この椅子の丸みを一番感じることが出来るのが、張座になります。極少のウレタンが入っているだけなのに、驚くほどにやさしく体を支えてくれます。
背もたれ部分はテーブルの天板より上になりますので、張生地でお部屋にアクセントを添えることもできます。
そしてすべてのバリエーションにいえることは、大きめのラウンドの背板が腰をしっかり支えるため、長時間の着座でも負担なく姿勢が崩れません。また斜め横などにお座りいただいた際に、背もたれを肘置きとしてもご利用いただけますので、アームチェアほど大振りではない寛げる椅子をお探しの方にはとてもお勧めの椅子になります。ダイニングチェアはもちろん、デスクワークやドレッサーの椅子としてもお勧めです。
デザイナーである深澤直人氏も、当初の想定を上回る掛け心地の良さを自ら検証されたそうです。
湾曲した背もたれが座る人の背中を優しく包み込み、傾斜した座面手前部分がその腿(もも)を抱える状態になることで、それはまるで生まれたばかりの頃、母親に抱きかかえられた時に得た安らぎの記憶を呼び覚ます効果があるのかも知れない、と。
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2020/7/1