メニューイメージ画像 メニュー

COLUMN コラム

ミラノサローネ国際家具見本市レポート2023

アイキャッチ画像

Salone del Mobile. Milanoについて

年に一度、世界中から約30万人以上の方が訪れる世界最大規模の家具見本市で、今年は2023年4月18日(月)~23日(日)にて、第61回 Salone del Mobile. Milano ミラノサローネ国際家具見本市(以下、ミラノサローネ)が開催されました。ミラノサローネもコロナ禍の影響を受け、通常通り開催できたのは実に4年振りとなります。今年の来場者数は、6日間で181カ国から30万7000人(2022年比15%増)となり、賑わいが戻ってきた様子でした。

今年のミラノサローネ ロー・フィエラ本会場は、環境面で持続可能な経済活動に貢献することを目指し、装いも新たにワンフロアでの展示となりました。また、パビリオン編成が大きく変わり、今までクラシックブランドが出展していた地下鉄の駅に近いHall 2・Hall 4がデザインブランドが集まるメインホールとなりました。

ミラノ市内でも同時にデザインウィークとして、各ショップやギャラリーなどでイベントを開催しています。

天気がよくカラッとしていて過ごしやすい陽気に恵まれたミラノデザインウィークでは、多くの人たちが街へ繰り出していました。ミラノではすでに街中も建物の中も乗り物もマスクはほとんど着用せず、日常を取り戻しているように見受けられました。小さな子供からご高齢の方まで、老若男女問わずデザインやアートに興味を持ち、楽しんでいる様子が伺え見ているこちらもとても楽しくなりました。

マルニ木工のブース

マルニ木工は初めて2009年にミラノサローネへ出展し、ロー・フィエラ会場への出展は今年で13回目でした。今回は、メインホールの1つであるHall 4の入口付近に位置し、周りにはMolteni、Kettal、arper、GLAS ITALIA、RODAといった名だたるブランドたちが連なった場所にブースを構えました。Hall内では、入場制限や行列が出来ているブランドもあり、マルニ木工のブースも初日からかつてないほどの来場者で終日賑わっていました。

MARUNI COLLECTIONのアートディレクターである深澤直人は、今回のブースデザインについて、以下のように語っています。

“不必要な装飾を省き、簡潔でミニマルな空間性を目指した。単純な空間に丸いテーブルを配置することで、視覚的なリズム感や動線的としても動きのあるレイアウトになっている。空間と通路を隔てるようにレイアウトされたステージは並べられた新作たちの商品ひとつひとつの美しさを際立たせている。”

作り込まれた空間演出を行うブランドがある中で、私たちは環境にも配慮したブースで皆さまをお迎えしました。

MARUNI COLLECTION 2023

ミラノサローネに合わせて発表した新作は、セシリエ・マンツのENシリーズから、繊細な色合いで美しい4色のカラーバリエーションと板座のチェア、ジャスパー・モリソンのLightwoodシリーズからは、無垢材のデスクとペーパーコードのチェア、そして、深澤直人のHIROSHIMAアームチェアに、力強い木目の特徴と魅力を取り入れたアッシュ材を使った新たなバリエーションが登場しました。

初日の4月18日(火)15:30からはプレス向けの時間を設け、深澤直人、ジャスパー・モリソン、セシリエ・マンツがブースに一堂に会し、各国メディアのインタビューを受けました。世界で活躍されている3人のデザイナーが揃うことはここミラノサローネだからこそ叶うことであり、私たち含め久しぶりの再会を喜び、幸せな時間を過ごしました。

ブースには、各国のメディアや建築家、デザイナーなども集まり、新作についてもENチェア(板座)のディテール表現や新たに加わったカラーの中でもマットクレイホワイトとマットダスティグリーンのニュアンスカラーが秀逸と高く評価いただきました。Lightwoodチェアのペーパーコードは軽快なフォルムとペーパーコードの相性がぴったりというご意見もいただきました。

ミラノサローネで発表した新作の日本での発売は、5月25日(木)から開始となります。お楽しみに。

コラムはメールマガジンでも配信しております。

メールマガジン登録はこちらから

2023/05/12

3年保証、最短3週間でお届け

マルニ木工では、特定の製品に対して3年間の品質保証を行っています。
詳しくは、以下の各対象製品の品質保証規約をご覧ください。

マルニ木工の品質保証