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COLUMN コラム

新しいファミリー Lightwoodチェア(ペーパーコード)

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2011年の発表以来、多くのお客さまに愛されてきたLightwoodシリーズ。バリエーション豊富なチェア、スツール、テーブルは多くのご家庭、商業施設などでお使いいただいています。

そして2023年、このLightwoodシリーズに新たなファミリーが加わりました。

ペーパーコード

すでに3種類ある座面に、新しくペーパーコードが仲間入りです。

Lightwoodに合うペーパーコード探し
まずはLightwoodチェアに合うペーパーコードを探すところからスタートしました。一言でペーパーコードと言っても、紙の色や太さなど様々な種類があります。Lightwoodは軽やかさが特徴の椅子なので、太すぎず軽い印象のものを選ぶ必要があります。様々なペーパーコードを試した結果、3本の紙を撚って4ミリに仕上げている日本製のものを選びました。

理想の編み方を求めて
ペーパーコードの座面には、大きく分けて2種類あります。

1.平編み、または鹿の子編み

平らに編み物のように凹凸を作りながら編む方法で、しっかりとした座り心地、見た目の印象になります。

2.封筒編み

封用の糊付けする部分のような形で、一筆書きのように四隅から中央に向けて編み込んでいきます。中央部が緩やかに低くなっていくので、フィット感のある編み方になります。

今回、Lightwoodには2.封筒編みを採用しました。

 

マルニ木工のこだわり

使用するペーパーコードの長さは約110メートル!また1脚を張り上げるためには多くの時間がかかります。
約110メートルという長さを座面のサイズと比較すると材料、時間ともに長すぎるのでは?と思われると思います。Lightwoodチェアの座面裏を確認するとその理由がわかります。

スピードよりも座り心地、耐久性

作業をしていく上で、もちろん製品に伴った作業効率は製造業においてとても重要なポイントの一つです。一つ一つの動き、歩く歩数などすべてが作業効率としてカウントされていきます。
そのバランスを見極めながら、それでもこれだけの時間を掛ける必要があると判断したのが、このLightwoodチェアのペーパーコードです。

工場では先ず治具を作り、効率よく全ての張り職人たちが張れる工程を考慮しました。ペーパーコードの位置、各箇所でかける力の加減などが均一でないと、一定の座り心地にはならず工業製品にはなりません。
スタート位置がずれる、かける力が異なると、使用するペーパーコードの長さにもばらつきが出てきますし、座面の耐久性(たわみ)にも影響します。

座面裏まで美しく

Lightwoodの座面は468 x 461mmと特に大きな座面ではありません。それではなぜ約110メートルも使用するのか?その秘密は3重構造、座面をひっくり返しても結び目が見えない構造です。1脚1本のコードで編み上げる事は難しいので、適度な長さで繋げながら編みます。そうするとどうしても結び目がいくつかできてしまいます。

MARUNI COLLECTIONでは、度々座面裏、天板裏の美しさの話をしますが、このペーパーコードも例外ではありません。やはり結び目を見えないように美しく仕上げることがマルニ木工のこだわりです。
そのため、座面と座面裏、両方に封筒編みを施すことにしました。
こうして出来上がったペーパーコードのLightwoodチェアは、1脚に約110メートルのペーパーコードを使用し、多くの時間を要して編み上げることになりました。

メンテナンス
ペーパーコードは紙でできているので、水にぬれた状態で力など加える(座る)と、伸びてしまう可能性があります。濡れてしまった場合などは、しっかり乾かしてからご使用ください。
また油分を含んだ汚れはシミになりやすいのでお気をつけください。長年のご使用の中でシミや、また緩みも出ることがあると思いますが、ペーパーコードは張替えが可能なので、安心してご利用いただけます。

バリエーション
Lightwoodチェアは4種類の座面からお選びいただけます。
透明感溢れるメッシュ、遊び心のあるウェビング、ふんわりとした座り心地の張座、そして今回新しくファミリーに加わったペーパーコード。

木のフレームは同じですが、座面の仕様が変わるだけで様々な表情を見せてくれるLightwoodチェア。お好きな仕様をお選びください。

3年保証、最短3週間でお届け

マルニ木工では、特定の製品に対して3年間の品質保証を行っています。
詳しくは、以下の各対象製品の品質保証規約をご覧ください。

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