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LAMELLA(ラメラ)は、きのこの裏側に広がるひだの生物学的名称に由来する照明器具です。デザインを手がけたのは、デンマークのデザインデュオ、タカギ&ホムスベット。プロダクトデザインから空間デザインまで幅広く活躍する彼らは、きのこの傘の裏側に広がる繊細なひだの美しさに魅了され、その有機的な造形をレ・クリントのプリーツ技術で表現することを試みました。自然界に潜む美しさを鋭敏に感じ取り、日常のプロダクトへと昇華させる、そんな彼らならではの視点が、このラメラを生み出しました。
1枚の樹脂製シートから無数のプリーツを折り上げ、頂点を作らずに熱で湾曲させるという製法は、習得が非常に難しいとされる高度な技術です。創業の地デンマーク・オーデンセで受け継がれてきた職人の手仕事があってこそ、実現できる逸品といえるでしょう。角のない、流れるような有機的なフォルムは、シンプルでありながら軽やかで美しく、空間にやわらかな存在感をもたらします。自然の造形美とレ・クリントの伝統技術が融合したラメラは、北欧デザインの新たな可能性を感じさせる印象的な一作です。
レ・クリントの歴史は、1901年に遡ります。デンマークの建築家、P.V. イェンセン=クリントが日本の折り紙からヒントを得て、オイルランプの光を調節するためにプリーツのシェードを手作りしたことが始まりです。1943年、その美しさを広く世に伝えたいという想いから、息子のターエ・クリントがレ・クリント社を設立します。
ターエの弟であり、「デニッシュモダンの父」と称されるコーア・クリントも、草創期においてデザイン面でブランドの基盤を支えました。後世の著名なデザイナーたちにも多大な影響を与えたコーア・クリントの美意識は、レ・クリントのものづくりの精神に深く刻まれています。美しい陰影を生み出すプリーツシェードは創業時から変わらず現在もデンマークの工房で熟練した折り職人によってひとつひとつ丁寧につくられています。
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