イタリアンレストランMOTORA/東京
イタリアンレストランMOTORA(モトラ)は北千住の駅から徒歩約6分、繁華街を抜けてしばらく歩くと、住宅街にタイルで張ら入れた壁面にMOTORAの文字を見つけました。
入店するとウォルナット材のHIROSHIMAアームチェアにKvadrat社(クヴァドラ社)の生地のCrystal Field(クリスタルフィールド)を張った椅子が迎えてくれます。テーブル席4席、奥には同じ生地を張ったソファとHIROSHIMAアームチェアが置かれた半個室。洋の空間に松の盆栽が堂々と鎮座していて、落ち着く空間が作られていました。
窓側を選び、席に着きます。細い窓はちょうど目線の高さにあり、外を眺めながらの食事も楽しめます。
ランチは3,500円と5,000円、ディナーは7,000円と10,000円のコースから選ぶことができます。(各コース+税、サ別)
シェフの森本拡行さんが、「カトラリーやお皿、家具、そして食材、それぞれの作り手と一緒にレストランを創り出す」とおっしゃっていたのがとても印象的でした。レストランなので食材が第一ばかりだと思っていましたが、その空間を創り出している全てをレストランの大切な要素と捉えています。
訪れたのは4月という事もあり、桜や山菜、季節のフルーツに野菜など、春を感じることのできる食材を使用したメニューばかりで、とても幸せな気持ちになりました。お魚、お肉はもちろんですが、添えられている副菜の味と香りが豊かでした。
ホールの方がとても気さくで、さらなる心地よい空間を作り出してます。
開店と同時にご予約のお客様が数組来店。耳を澄ましてみると、皆さま、ホールの方との会話も楽しんでいる様子でした。またキッチンから楽しそうな声も漏れ聞こえるので、こちらまで楽しい気持ちになります。食事がおいしいのはもちろんだが、駅から少し離れている立地にも関わらず、地元の方々に親しまれているのがわかる気がしました。
イタリアンのコース料理と聞いて、実は少し気構えをしつつ訪れましが、そんな心配は一切不要で、とてもアットホームでお腹だけではなく心も満たされる充実した時間を過ごすことができました。
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