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COLUMN コラム

長持ちの秘訣/オイル仕上げ①

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オイル塗装の家具について、メンテナンス方法を説明いたします。

日本の冬は寒く、そして乾燥しています。また室内は暖房をかけてさらに乾燥します。木製家具は天然素材なので、冬の気候で人間の肌同様、乾燥しています。

オイル塗装はいわば、裸の肌が出ているのと同じ事です。湯上りや洗顔後、お化粧水やローションを塗るのと同じ感覚でオイルを塗装してあります。油分や水分が飛んで乾燥した肌をそのままにしておくとカサカサになるのと同様、木肌にもそれは起こってしまいます。それを防ぐのがオイルです。 年に数回のオイルを塗り込んであげる事で、木を安定させ、より長く家具をお使いいただくことが出来るのです。

では一体、オイルメンテナンスとはどのような手順で進めたら良いのでしょうか。 簡単とは聞きますが、面倒なイメージもあるオイルメンテナンス。実際に写真のHIROSHIMAアームチェアでやってみました。

先ず準備するものです。オイル(家具用のオイルになります)、布(捨てても構わないコットン素材がおすすめ)、 紙ヤスリ(240番)、エプロン(ヤスリをかけた際の木の粉が気になる方)
マルニ木工ではセットになったオイルメンテナンスキットの販売もございます。

メンテナンスキットのページはこちらから

先ず、ヤスリを掛けていきます。
一体どれくらい削ったら良いのかと心配になりますが、汚れのある部分にだけ施せば大丈夫です。今回使用する椅子は直営店の展示品のため、 写真のような靴墨等の汚れがあります。ここを240番の紙ヤスリで削っていきます。240番はとても目の細かいヤスリになります。
表面を撫でるようにヤスリをかける事で汚れは取れます。このヤスリで汚れが取れない場合は、ヤスリを少し粗めのものにして試してみてください。

ヤスリの表面は写真のようになります。

ヤスリをかけると少し白っぽくなります。これは削られた木の粉です。 これは乾拭き、もしくは固く絞った布などで拭き取ります。ただ、オイルをこのあと塗るので、神経質になる必要はありません。

ここまでで半分の工程は終わりました。約15分位です。
次回の配信はオイルメンテナンス後半を配信致します。2回に分けていますが、作業自体はあっという間に終わりますので、引き続きお付き合いください。

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2019/03/22

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